【原作ネタ】封印の剣のオマージュ元を考察する
FEには所謂~~ポジションと言われる、お約束キャラが存在します。赤緑騎士やペガサス三姉妹、キルソード剣士なんかがそうですね。
しかしFE初期を見ると、お約束元と言える暗黒竜(紋章)を除く外伝・聖戦・トラキアでは意外にもお約束キャラってそんなに多くないんですよね。
ではお約束の流れを打ち付けた作品は?というと間違いなく封印の剣だと自分は思います。
封印の剣(以下、封印)は生みの親である加賀氏の離脱、初の携帯機作品といったこともあり、(恐らく)原点回帰を目標に作られた作品でした。
そのため、原点である暗黒竜(紋章)からのオマージュがこれでもかと盛り込んであります。
で、前置きが長くなりましたが今回のテーマは封印のユニットの元ネタを考察していこう!ということです。当然主観100%なので「○○が~~ポジションとかアホか」と言いたくなる部分もあるかもしれませんが、まぁ広い心でお付き合いください。
ロイ→マルス
ロードということもあり、まず間違いないでしょう。強さ的にもアルム→シグルド(セリス)とわりかし強い主人公が続いていましたがロイはマルス同様控えめ。成長率自体は高いんですけどね。専用武器もマルスと同じレイピアですね。
マーカス→ジェイガン
ジジイ、パラディン、銀の槍…とこれ以上無いくらいジェイガンです。鎧も紫でジェイガンを意識していますね。
アレン、ランス→カイン、アベル
赤緑騎士。性格も熱血な赤と冷静な緑とそのまんま。どっちも真面目なところも継承してますね。女性関係は特に継承しなかった模様。よかったよかった。
ヲルト→ゴードン(+マリク)
地味にお馴染みポジションの緑弓兵。主人公の幼なじみという点ではマリク要素も少し入ってますね。残念ながら強さは引き継げず。
ボールス→ドーガ
封印初期メンバーでは唯一の外部であるため少し変化球ですが、緑髪・速さ成長率高い辺り直系と見て良さそう。
マリナス→モロドフ
主人公との会話役のお爺さん。基本他のユニットは加入したらそれっきりな所も封印の暗黒竜オマージュ点の一つですね。最強の壁でもあります。
エレン→レナさん
バカ兄貴はいませんが敵国シスターの系譜ですね。レナさんといえばジュリアンの存在が欠かせませんが、今回は盗賊ではなく竜騎士と仲良くなってます。ちなみにレナさんは竜騎士をフリました。
ディーク→オグマ
頼れる兄貴隊長。ご丁寧に剣闘士だった過去も持ってます。が、助けた相手はお姫様ではなくお坊ちゃんでした。これまたご丁寧にキルソ剣士とライバル(?)関係でもあります。
ワード、ロット→サジマジ
多分ワードがマジでロットがサジ。(適当)
シャニー→エスト(+バーツ)
性格はほぼほぼ末っ子ペガサスのエストですが、サジマジと同時加入の青髪という点ではバーツ要素もそこそこある気がします。
チャド→リカード(+ジュリアン)
少年盗賊ってだけでオマージュ要素は少なめ。ジュリアン要素もシスターと支援があるってくらいですし。
ルゥ→マリク
こちらも緑髪少年魔道士ってだけでマリク要素はそんな無いですね。
クラリーネ→フィーナ
ブラコンヒーラー(所謂ラケシス枠)としての側面が強いですが、ルトガーとの絡みはもろにフィーナとナバールっぽいです。
ルトガー→ナバール
ゼロット、ノアどの、トレック→ハーディン、ビラク、ロシェ
序盤加入のソシアル軍団。見た目ではロシェ→ノアどの、ビラク→トレックっぽいですが成長率的には反対だったり。
リリーナ→シーダ
クラスは異なりますが、見た目や役割なんかはそのまんまシーダですね。細かいところでは説得役だったり胸に手を当ててるところなんかもシーダっぽい。
ウェンディ、バース→トムスミシェラン(+シーマ)
同時加入の緑とピンクのアーマーナイト。個人的には壁に囲まれての登場もイメージが重なります。ウェンディの女性アーマー+低レベル加入という点はシーマを彷彿させますね。
オージェ→ラディ
少年傭兵枠。影は薄いけど育てると案外強い、といった要素も受け継いでます。
クレイン→ジョルジュ
金髪銀の弓美形スナイパー(成長率イマイチ)。妹に攻撃するバカ兄貴要素も取り揃えております。
ティト→カチュア
ペガサス次女は真面目枠。こちらも不遇片思いキャラは受け継がなかったようでなにより。
ミレディ→ミネルバ
赤竜騎士。三姉妹とは関わりゼロですが妹枠(男)と兄枠(恋人)はしっかり押さえてます。ミネルバ様に比べると作中の扱いは控えめ。
パーシバル→カミュ
イケメン金髪黒騎士。これまた、これ以上なくカミュです。最大の違いは仲間になることですね。カミュオマージュではあるけどカミュポジションではないというなんとも言えない立ち位置。
ファたそ→チキ
お馴染みに見えて意外と少ないロリマムクートの二号。バレンシアとユグドラルにはマムクート自体出ないからなぁ。封印でバヌトゥポジが存在しなかったことがマムクート=ロリの構図を生み出した…かもしれない。
ツァイス→マリア(+ミシェイル)
赤竜騎士の兄弟枠。ツァイス自身はあまりオマージュ感はなく、ミレディのミネルバ感を上げるための設定に思えます。
ダグラス→ロレンス
寝返りおっさんジェネラル。このポジションは仲間にするのに一苦労するのが特徴ですね。ロレンスやゼーベイアはそこそこ成長が見込めるのですがロレンスは正直微妙。
ユーノ→パオラ
ペガサス長女は母性枠。というか産んでる。いろんな意味で幸薄なパオラと比べるとすごい幸ある。
ヨーデル→ガトー
レベルカンストお爺ちゃん。スターライトは作れないけど神将器を持ってきてくれる有能。アーリアルは大抵彼が使う。
ゲイル→ミシェイル(+カミュ)
封印におけるカミュポジション。ホントそのまんまミシェイルとカミュを組み合わせた感じです。
ギネヴィア→ニーナ
主人公との会話役その2。ファイアーエムブレムを託すのもこの人。SFCのFEではあり得なかった王女になるという、ある意味革新的なお方。
ゼフィール→ハーディン(二部)
表ボスは鎧で固めた王様。ニーナ枠のギネヴィアともしっかり繋がりがあります。このポジションはステータスのお披露目があるのも特徴ですね。つ、つよすぎる…
ヤアン→ガーネフ
正直、めちゃくちゃこじつけだと自分でも思います。が、ゼフィール→ヤアン→イドゥン、の流れはハーディン→ガーネフ→メディウスを彷彿させます。
イドゥン→メディウス
人対人の戦が終わったら竜をぶっ倒すのがFEのお約束。個人的にはイドゥンの存在が封印をただのオマージュで終わらせない作品にしていると思ってます。封印の真ヒロイン。
FEの誰が誰ポジションなのか考えるのって楽しいですよね。新作が出る度に毎回やってます。はやく新作でないかなぁ。
それでは今回はこの辺で。ありがとうございました!